2016年11月24日木曜日

歌で、気持ちを届ける


声のキャッチボール

保育園の年中さんの歌。

しっかり歌えてそうだけど、心には響いてこない。

 

そこで2つのグループに分かれて向かい合わせに並びます。

Aチームが『お~い!』 と呼びかける。

Bチームはその声を受けてから『お~い!』 と返す。

これを繰り返して、声が伸びてきたところで、

次は向かい合わせのままで、おゆうぎ会の歌を歌います。

 

『前にいるお友達に、声を届けようね。』

『そして、前の人がかっこいいなと思ったら、そのまねをしてね。』

 

不思議なくらい、良い響きが伝わってきます。

今までは、≪伝える気持ち≫が解っていなかったのね。

 

『おゆうぎ会では、聴いてくれるお客様に、今みたいに届けようね』

『は~い』

 

本番でも、上手く届くと良いね。

2016年11月21日月曜日

年少さんの歌い方



もうすぐ《おゆうぎ会》

歌ってくれるけど、怒鳴っていたり、ふにゃふにゃの声になってしまったり

何と言っているか? わからない。

 

チョークを持って黒板に絵を描きました。

みんなの目が集まってきました。

 

そこで、

『聞こえたように絵を描くから、お歌で伝えてね』

すると、

何とか伝えよう、という声になってきました。

けっして、大きな声ではないけれど、

一つ一つの言葉がくっきりしてきました。

そして、黒板にはいろんな色の絵がいっぱい。

 

子どもたちも、ステキな笑顔!

私も、嬉しい!

 

後から担任の先生から

『どうしても怒鳴るか、小さすぎる声になってしまうので……困っていました』

『こういう風にやれば良いのですね』 との声。

 

小さな子供たちに、無理強いはしないし、

大人のような歌い方を望んでいる訳では無いけれど、

『伝えたい!』 と言う気持ちを持って歌ってくれると嬉しいな。

2016年11月19日土曜日

2016発表会

今年はなかなか会場が取れず、ヤキモキしましたが、
その発表会もあと1か月を切りました。
そろそろ仕上げていきましょうね。


 2016 発表会のご案内


時 12月17日(土) 13:40開場  14:00開演(16:00終演予定)
所 京都市北文化会館(北大路ビブレ1F) 創造活動室
第1部 個人の発表(ピアノ&ヴァイオリン) 
第2部 アンサンブル・・・ビゼー作曲『カルメン』より
第3部 クリスマス曲で楽しもう!


今年のメンバーは、保育園児・小学生と大人たち、
ということで、中高生がいませんが、
楽しい音楽、大好き人間が集まっています。
一緒に楽しい音楽時間を過ごしに来てください。







2016年11月12日土曜日

生徒さんより、メッセージを頂きました


以前に生徒さんに頂いたメッセージです。

褒めすぎで、気恥ずかしいのですが、思いをわかっていただいてうれしいので、
以下、転載させていただきます。

長谷川先生との出逢いは約6年前。

京都シティフィルハーモニー交響楽団で、長谷川先生が2Vnのトップでパートリーダーもしていた時に私は入団した。

 

長谷川先生が退団されて、2年程連絡を取っていなかったが、私の知り合いから、合唱曲にオブリガードを付けてバイオリンを弾いてくれないか?というお話をいただいて、「私にはそんなセンスも技術もないしどうしよう!」と考えていたらすぐに長谷川先生が頭に浮かび、躊躇しながらもメールすると、快く「いいよ」という返事が返ってきた。めっちゃ有り難かった!

それが編曲の勉強の始まりで、半年前。

 

いざ始めると、何も知識のない私はコードを覚える所から。

新しい発見で、「へぇ~へぇ~」と頷く。

コードが決まれば、その中からベースの音を決め、内声、メロディーの高さ、オブリガード…色んな決まり事があったり、頭はパニック状態。

 

たかが8小節の曲2パターンが、3ヵ月もかかった!

 

長谷川先生ってスゴい!

改めて尊敬する。

 

長谷川先生が在団中、同じパートの方と三人でデイサービスで長谷川先生が編曲してくれた曲を弾かせてもらっていた時期があった。

その時は喜んで弾いていたけど、編曲の勉強を始めて、それがどれだけ時間がかかり手間なことかわかった。

長谷川先生は、「私が編曲した曲を弾いてくれて嬉しい」と言ってくれていた。

きっと、三人で弾いている姿を想像しながら楽しんで創ってくれていたんだろう。

 

音楽教室の生徒さんには、オリジナルテキストの他に、それぞれの生徒さんが好きな絵本に曲を創り、それを教則本代わりにしている。

それぞれの生徒さんのレベルを考え、それでいて課題も組み込み創っているそうな。

 

今日、バイオリンの生徒さんが持ってきた絵本の、出来たてホヤホヤ曲を弾かせてもらった。18コのお話からなっている曲。どれもきれいな曲。

少しずつ難しく、色んなテクニックが入っている。

まだこれを、時間かけて手直しするそうな。

 

羨ましい!こんなステキな教則本で学べるなんて!

こんな先生、二人といないだろう。

 

いとも簡単に出来たかのように、「はいどうぞ」と渡されているテキストだが、生徒さんを思い浮かべ、弾きやすさ、課題等、私には考えつかない配慮が詰まっている。

 

長谷川先生との会話から、生徒さんの成長が本当に嬉しくて、そのための努力は惜しまないという想いが伝わってくる。

 

先日の発表会に出演させてもらったが、プロのトロンボーンの演奏が聴けたり、その方々と一緒に合奏出来たり、毎回一味違う発表会だった。

 

私も小さい頃、ピアノを習っていたが、嫌で嫌で練習なんか全くしなく、いい思い出がない。
長谷川先生の教室に通えていたら、全く違った音楽人生だっただろうと確信を持って言える。

2016年11月8日火曜日

練習をする才能


自分で納得できるまで出来るのが、すごい!
 
発表会の曲には、今までに使ったことの無い音域や音型が出てきます。
 
ピアノに置いた私の指を見て、鍵盤図に指番号を書いてもらいます。
それを見ながら自分の手をおいて、
ドレミで歌った所の、弾く練習をします。
 
初めての発表会を、とても楽しみにしている生徒さん。
私の手を一生懸命に見ています。
そして、自分でやってみます。
 
思うように出来ないと、
『もう一回』『もう一回』と言いながら繰り返します。
上手く出来たら、『できた~!』 と、とっても嬉しそう。
時々、うまく出来なくて、涙も溢れますが、
納得できるまで、何回も練習が出来るってすごいね。
 
もう一回する!
ここが出来たから、続けてみる!
ここが上手くいかなかった。
出来た!
 
そんな判断が、自分で出来て、
『今、がんばって続けてシールに挑戦するか、
もっと練習してきてから来週に挑戦する?』
と言う問いかけにも、しっかり考えて判断できる。
私が弾く時には食い入るように見つめて、吸収する。
 
そんな練習をする力を持っている、年中さん。
きっと、大きく成長して、好い音楽をしてくれるだろうな。
焦らず、じっくりと丁寧に育てていくのが楽しみです。