2016年2月28日日曜日

素晴らしかった!『魔笛』

生徒さんから案内を頂いた、和み交響楽団の演奏会に行ってきました。
今迄からも評判を聞いていて、気になっていたアマチュアオーケストラ。
 
 
私の好きな、モーツァルトの『魔笛』
コンサートホールで、本格的なオペラ公演。
オケピットが無いけれど、どういう舞台になるのかな?
と、興味津々で出かけました。
 
前評判通り、開場時間には長蛇の列が出来ています。
どんな風に舞台を使われるのかを、良く見たかったので、
3階席前の方に陣取り、1番気になっていたオケ席をチェック!
 
前に通路を取って、通常木管楽器が乗っている所が上がり
真ん中に窪みを作ってオケスペース。
金管楽器や打楽器が乗っている部分が上下して、
演技スペースをうまく作っておられます。
『準備ができていないので…』と、開場・開演が遅れましたが、
きっと、リハーサルが大変だったんでしょうねと、納得。
 
序曲が始まると、『これがアマチュアの演奏会?』
と、びっくりの素晴らしい音が広がりました。
その後は、モーツァルトの世界に惹き込まれました。
ドイツ語公演なのに、セリフは日本語で笑いを誘う。
何とも魅惑的な舞台。
 
3 時間も済んだとは思えないくらい、惹きこまれていました。
終わって外に出た後も、
澄んだ歌声・力強い男声合唱・パンフルートの音・
軽やかで繊細なオケの音・・・・・・
が余韻となって頭の中を駆け巡っています。
 
オーケストラ、歌、演技、そして客席まで、
すべてが一体となった感動の舞台でした。
 
私もこんな舞台に出たいな!
それ以前に、今の自分の楽譜にもっと真剣に取り組まなくちゃダメですね。
がんばろう!
 
素晴らしい時間を持てて、今日は幸せ!

2016年2月27日土曜日

私の師

80 ㎝× 8本の本棚の上を占拠している
『ムジカノーヴァ』と『レッスンの友』
何度か整理する時に、もう見ないかな?と処分も考えたけど、
結局手放せずに、上の方から私を見下ろしています。
 
 
 
殆んどアンサンブルばかりやっていた私が、
思いがけず、指導者の道に進むことになったものの、
勉強不足を思い知るばかり。
かと言って、レッスンに行くこともできなかった日々。
そんな時に出会った、2誌。
 
ヨーロッパでの音楽事情もたくさん載っていたし、
演奏法、指導法も詳しく乗っていました。
とは言え、自分の経験不足ゆえに、
理解し身につける事はなかなか難しかったのですが、
『どうすればいいのかな?』
『こういう事かな?』
『やっぱりこっちかな?』
と、考えながら練習したこと。
 
自分が納得できるまで、ゆっくり時間をかけて考えて練習したこと。
それが、今の私の力になっているのだな、と思うことが多い。
 
当時は、決まりきったコースで、
先生のおっしゃることには逆らわず
『はい!』と言わねばならなかった時代。
 
あまり叩き込まれなかった分、
多くの方の意見を比べたり、
いろんな教材を目にしたりと
幅広くいろんなことを学び、
自由に吸収できたように思える。
 
始めて、ウィーンに行った時に
なぜか懐かしい気さえしたのは、
この本たちのお蔭なんだろうなと思う。
 
今は手に取って読むことは少なくなったものの、
目に入れば、なぜか安心できる本たち。
大事な師であり、宝物。
まだまだ、私を見守って助けてくださいね。

2016年2月24日水曜日

アンサンブル、盛り上がっています

今月のアンサンブル
小学生以下のグループはそれぞれ全員参加で、充実した時間を持てました。
昨年の発表会以来、意欲的になった生徒さんが多くうれしい限りです。
 
今年の発表会は会場や日時は、決まってないのですが、
アンサンブルは、ビゼー作曲の『カルメン』に取り組もうと思っています。
決まった楽譜を練習するだけではなく、
グループの力に合わせて、取り組み方はいろいろですが、
自分たちで考えながら積み上げていきます。
 
音楽を聞いてどんな感じの曲かを知る。
以前にアレンジした楽譜を見ながら、
まずは、みんなが右手でテーマを練習。
半年後には、こんな風に弾きたい。
レヴェルアップできているだろうな。
と、想像しながら左手で出来そうなところを探してみる。
 
もっと上手になっていたら、
今は難しいと思っている所も弾けるかも……
その時は楽譜を変えるかも……
なんて、幅を持たせつつ、
生徒さんたちの成長に期待を寄せています。
 
随分前のアレンジなので、すべて手書き。
『これ、全部先生が書いたん?』・・・・・・『そうやで』
『なんで、手で書いてるの?』・・・・・・『パソコンが無かったし』
『こんな、たくさん書いたん?』・・・・・・『これは、まだ少ない方やで!』
  『 1回の発表会で 100ページくらい書いてたし』
『先生、自慢してる?』・・・・・・『うん、してる』
『先生って何でもできるん?』・・・・・・『それはちょっと違うな』
 
『ほかの人にできない事でも、先生にとっては得意なこと、
他の人にとっては簡単なことでも、先生には難しいこともあるよ。
みんなそれぞれ得意なことや苦手なことを持っているよ、
だから助け合っていくんやで・・・・・・』
 
そんな話をしながら、集中力を発揮。
意欲的に取り組んでいる生徒さん達との、嬉しい時間でした。
 
ぼちぼち、歯車が回りだしました。
みんなで、今から積み上げていこうね。

2016年2月18日木曜日

粒のそろった良い音になりました

レッスンノートに毎日○が付いていました
レッスン直前だけ、できなかったようです。
 
『それまでにしっかり練習できていたら、
 きっとうまく弾けるから丁寧に見直してから弾いてね』
 
とてもきれいな指の使い方で、美しい音が出ています。
心の中で、バンザ~イ! と叫びながら聞いていたのですが、
 
あれ・あれ・あれ・・・・・・・・・・・・?
音の間違いを直してくるはずの所や、
テンポを保つ所が、直ってない ()
 
でも さすがに練習を積んだだけあります。
○小節目を良く見て! と言ったら、
『あっ!』 とすぐに気が付いてくれました。
そして、すぐに直すことが出来たのですが・・・・・・
ちょっと、もったいないね。
 
音楽で遊ぶってこともおしゃべりできたし、
ちょっと弾き方を変えると、出てくる音楽が違うことも体験できたし、
深いレッスンができたかな?
頼もしく成長してきたね。
これからが、楽しみです。

2016年2月15日月曜日

久しぶりに楽譜探し

昨年末から続いていた演奏会もようやく一区切り。
 
ブログを書くのも中々できず、毎日が飛ぶように過ぎ去っていました。
今日は、楽器店に出かけて、楽譜を探したり、おしゃべりをしたり
ゆっくり過ごしました。
小さな生徒さん用に仕入れてきた楽譜も
喜んでくれるかな?
 
ピアノで遊ぶ時間が増えて、どんどん弾く曲が増えている生徒さん。
レッスン時間が足りない~~~!  と嬉しい悲鳴。
遊びが深まってきて、いろんな注文を出しても、
『こういう事か』『なるほど』と、
受け入れられるようになってきて頼もしい限りです。
つい、欲が出て求め過ぎになりそう。
 
保育園でも、年長さんの歌が、とても充実してきています。
舞台発表を経験して、ぐんと力がついてきて、
『もう小学校に行くんだな~』と、
頼もしくもあり、また淋しさも感じるこの頃です。
 
保育園の子供たちの発表。
自分のオーケストラやソロでの演奏。
発表することを通じていろいろと感じることもたくさんありました。
 
3 月にはまた、発表の機会があります。
忙しいくらいが充実していていいのかな?
頭を整理しつつ、適度に休みも取りつつ、
生徒さん達にも、伝えていきたいと思っています。

2016年2月4日木曜日

岩淵龍太郎先生の訃報

昨日の夕刊で知りました。
若い頃 3年ほどでしたが教えて頂きました。
 
今は、京都芸術大学になっていますが、
元は短期大学で4年制に代わった頃ですから、随分前の話です。
 
太秦の広隆寺を少し下がった所にあったご自宅に通っていました。
内容は濃くて厳しかったけれど、いつもニコニコとされていたので、
苦にならず、楽しくレッスンに通っていました。
『僕は左利きだから、弓がうまく使えなくて……苦労した』とか、
『指が細いので、豊かな音が出しにくいんだ』と
一見ぷっくりした指を見せて下さると、本当にきゅっと指先が細くてびっくりしましたが、
『だからこう押さえると、しっかり押さえられます』と具体的に、
とても分かりやすく、丁寧に教えて下さいました。
 
『今日は、出かけなければならなくなったので半分だけで、残りは次に……』
ということもある、お忙しい先生でしたが、
時には洋子先生 (奥様 )のお話を、嬉しそうに聞かせて下さることもありました。
 
ずっと、オーケストラばかりやっているので、
ソロで弾くことは、殆んどなくなっていましたが、
今年はソロもがんばろう!
懐かしいモーツァルトのコンチェルトも弾いてみたい!
と思い始めた矢先の訃報。
 
今もヴァイオリンを弾き続けていられるのは、
岩淵先生のお蔭です。
いろんな想い出が、頭を巡ります。
感謝の気持ちでいっぱいです。
 
天国で、洋子先生と再会されたのかしら?
きっとたくさんのお仲間と美しい音楽を奏でられるのでしょうね。