『ムジカノーヴァ』と『レッスンの友』
何度か整理する時に、もう見ないかな?と処分も考えたけど、
結局手放せずに、上の方から私を見下ろしています。
殆んどアンサンブルばかりやっていた私が、
思いがけず、指導者の道に進むことになったものの、
勉強不足を思い知るばかり。
かと言って、レッスンに行くこともできなかった日々。
そんな時に出会った、2誌。
ヨーロッパでの音楽事情もたくさん載っていたし、
演奏法、指導法も詳しく乗っていました。
とは言え、自分の経験不足ゆえに、
理解し身につける事はなかなか難しかったのですが、
『どうすればいいのかな?』
『こういう事かな?』
『やっぱりこっちかな?』
と、考えながら練習したこと。
自分が納得できるまで、ゆっくり時間をかけて考えて練習したこと。
それが、今の私の力になっているのだな、と思うことが多い。
当時は、決まりきったコースで、
先生のおっしゃることには逆らわず
『はい!』と言わねばならなかった時代。
あまり叩き込まれなかった分、
多くの方の意見を比べたり、
いろんな教材を目にしたりと
幅広くいろんなことを学び、
自由に吸収できたように思える。
始めて、ウィーンに行った時に
なぜか懐かしい気さえしたのは、
この本たちのお蔭なんだろうなと思う。
今は手に取って読むことは少なくなったものの、
目に入れば、なぜか安心できる本たち。
大事な師であり、宝物。
まだまだ、私を見守って助けてくださいね。
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