2016年11月12日土曜日

生徒さんより、メッセージを頂きました


以前に生徒さんに頂いたメッセージです。

褒めすぎで、気恥ずかしいのですが、思いをわかっていただいてうれしいので、
以下、転載させていただきます。

長谷川先生との出逢いは約6年前。

京都シティフィルハーモニー交響楽団で、長谷川先生が2Vnのトップでパートリーダーもしていた時に私は入団した。

 

長谷川先生が退団されて、2年程連絡を取っていなかったが、私の知り合いから、合唱曲にオブリガードを付けてバイオリンを弾いてくれないか?というお話をいただいて、「私にはそんなセンスも技術もないしどうしよう!」と考えていたらすぐに長谷川先生が頭に浮かび、躊躇しながらもメールすると、快く「いいよ」という返事が返ってきた。めっちゃ有り難かった!

それが編曲の勉強の始まりで、半年前。

 

いざ始めると、何も知識のない私はコードを覚える所から。

新しい発見で、「へぇ~へぇ~」と頷く。

コードが決まれば、その中からベースの音を決め、内声、メロディーの高さ、オブリガード…色んな決まり事があったり、頭はパニック状態。

 

たかが8小節の曲2パターンが、3ヵ月もかかった!

 

長谷川先生ってスゴい!

改めて尊敬する。

 

長谷川先生が在団中、同じパートの方と三人でデイサービスで長谷川先生が編曲してくれた曲を弾かせてもらっていた時期があった。

その時は喜んで弾いていたけど、編曲の勉強を始めて、それがどれだけ時間がかかり手間なことかわかった。

長谷川先生は、「私が編曲した曲を弾いてくれて嬉しい」と言ってくれていた。

きっと、三人で弾いている姿を想像しながら楽しんで創ってくれていたんだろう。

 

音楽教室の生徒さんには、オリジナルテキストの他に、それぞれの生徒さんが好きな絵本に曲を創り、それを教則本代わりにしている。

それぞれの生徒さんのレベルを考え、それでいて課題も組み込み創っているそうな。

 

今日、バイオリンの生徒さんが持ってきた絵本の、出来たてホヤホヤ曲を弾かせてもらった。18コのお話からなっている曲。どれもきれいな曲。

少しずつ難しく、色んなテクニックが入っている。

まだこれを、時間かけて手直しするそうな。

 

羨ましい!こんなステキな教則本で学べるなんて!

こんな先生、二人といないだろう。

 

いとも簡単に出来たかのように、「はいどうぞ」と渡されているテキストだが、生徒さんを思い浮かべ、弾きやすさ、課題等、私には考えつかない配慮が詰まっている。

 

長谷川先生との会話から、生徒さんの成長が本当に嬉しくて、そのための努力は惜しまないという想いが伝わってくる。

 

先日の発表会に出演させてもらったが、プロのトロンボーンの演奏が聴けたり、その方々と一緒に合奏出来たり、毎回一味違う発表会だった。

 

私も小さい頃、ピアノを習っていたが、嫌で嫌で練習なんか全くしなく、いい思い出がない。
長谷川先生の教室に通えていたら、全く違った音楽人生だっただろうと確信を持って言える。

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