2017年10月24日火曜日

打楽器は音を留める練習から



保育園・3才児は持ったらすぐに鳴らしたくなるのが普通。

だから、鳴らさずに『どうなっているのかな?』を観察する練習から始めます。

 

『チューリップのお手手をしてください』

そこにカスタネットの蝶々さんが、飛んできます。

『ソーッと逃げないように包んでね』

指の隙間から

『どうなっているのかな』

と眺めたり、持ち方を覚えたりします。

 

カスタネットやタンブリンは、

≪ブンブンブン≫の歌に合わせて、好きなように鳴らしていいよ。

曲の最後にグリッサンド。

『これが聞こえたら、ハチさんは飛んで行ってね』

思いっきりガチャガチャ鳴らしていても(ここは合ってなくてもOK!)

『ハチさんが飛んでいく』ところで、ピタッと音がやんでくれます。

ここですかさず、『じょうず!』と揃ったことを褒めて、みんなで喜びます。

≪猫ちゃんのおてて≫なら、最後に猫のポーズ。

 

すずは、特に鳴らさないことが難しい。

右手でかるくスズに触れて、音を留めます。

飛んでいくより、優しくふわーの出来る曲がおすすめ。

 

みんなが勝手に鳴らして、うるさくなってしまってから、

大きな声を出して、怒る先生が多いですが、

これでは、先生も大変だし、こどもも怒られてばかりになってしまう。

 

≪褒めるチャンスを作って楽しく練習≫したいですね。

 

食べたいものの名前を言いながらカスタネットを鳴らして、

最後は『パクッ!』で音を留める。

動物の名前をたたいて、鳴き声やポーズを揃える。

こんな遊びも有効です。

 

≪音楽に合わせてきちんと鳴らす≫のは、

いっぱい遊んで慣れてからが良いですね。

ピアノやヴァイオリンも
一つ一つの動きをしっかり身に着けていきましょう

2017年10月7日土曜日

弦楽四重奏でお月見




昨日、乾隆小学校で【月見DE乾隆】という催しがあり、

オーケストラのお仲間で弦楽四重奏の演奏をしてきました。

 

ギターの弾き語りの方もいらっしゃいました。

本当は、屋上で演奏を聴いて、その後お月さまを見ながらお団子を食べるというプログラムでしたが、

あいにくの雨。

室内の多目的ホールで行われました。

 

誰もが知っている曲が良いかな? ということで、≪アイネ・クライネ・ナハトムジーク≫

そして、≪秋望≫と名付けて、時代祭の音から始まり

≪おまつり≫≪村まつり≫≪虫の声≫≪星の世界≫と続け秋の一日を音で表現。

もう一曲は、お月さまを歌った曲を集めたメドレー

頭の中で、満月を鑑賞してもらいました。

 

小学456・年生対象と言う事でしたが、

普段教えている子たちと違うので、

どんな反応をするのかな? と心配でしたが、楽しんでもらえたようです。

 

子どもたちの前での演奏、いっぱいエネルギーを貰えました。

 

そして、音楽室を控室としてくださっていたので、

私としては、そっちも興味津々思わずキョロキョロしてしまいました。

音楽室の定番≪作曲家の写真≫が無かったのが新鮮。

1枚の写真だけで、作曲家のイメージを固定して欲しくないので嬉しかった。

また、お誘いが有ると嬉しいな~~~~~~

2017年10月4日水曜日

『全然できひんかった!』って、ほんと?



保育園での鍵盤ハーモニカの練習

少しずつできる所が増えてきて、

思い切って『全部通してみようか?』と、やってみた。

予想以上に、上手くつながった。

一人一人では、あやしい所がいっぱい。

みんなで補い合って、全体はとってもいい感じ。

 

一人の子がポツンとつぶやいた。

『全然できひんかった!』

 

『ほんとに? 1つも音が出なかったん?』 と聞いてみた。

『ううん』と首を振ったので、

『どこが難しかったん?』

今日新しく覚えた所が追いつかなかったようです。
『じゃあ、全然じゃないね、もうちょっとだね』

 

その時、後ろの子が声をかけてくれた。

『もうちょっと練習したらできるようになるで!』

 

とっても嬉しいです。


うまく出来なかったことを伝えられる。

練習したらできるようになる!と励ましてくれる子。

『降参しても良いよ』と言っても、『降参なんかしいひん』とチャレンジ精神旺盛。

とっても、かっこよく成長している年長さんたち。


続きはまた来週!

一緒にチャレンジしようね。