2016年6月22日水曜日

頭のカメラでパチッ!

最近は鍵盤ハーモニカの種類が増えて、
片付け方を教えるのが、まねっこだけで済まなくなってきました。
1 人ずつ教えるのは大変。
 
そこで、初めて使う日、開けた時に、
『あとで元通りに片付けられるように、自分の鍵盤ハーモニカを
頭のカメラで写真を撮っておこう!』
『いろんなのが有るから自分のは、自分でしっかり写真にとっておいてね』
と、みんなで『パチッ!』
 
そして片付ける時には、
『初めの写真の通りに入れてね』と言うと、
ほとんどの園児さんが、きちんと入れられました。
 
今までは、パイプを片付ける時に、
『入らへん!』
『どこ?』
『これでいいの?』
と、大騒ぎ。
 
今年は、何人かに
『どう入ってたかな? 写真で確かめた?』
と聞くだけで OK
 
片付けの練習が大幅に短縮。
頭のカメラ作戦大成功!

2016年6月19日日曜日

《おとつみき》のおもしろさ

昨日のワークショップ・今日のアンサンブルに≪音つみき≫を使いました。
≪音つみき≫は必要な音だけを並べて使えるので、とっても便利。
 
みんなが良く知っている、
≪メリーさんのひつじ≫や≪キラキラ星≫
まずは、メロディーを覚えます。
2人並んで、同じ音で同じ動き。
 
次は、左の人の分を、ちょっと入れ替え。
さっきと同じように
2人並んで、同じ音で同じ動き。
『あれ?』『きれい!』
同じ事をしているつもりが、ハーモニーを作っています。
 
≪キラキラ星≫は3度を中心に。
≪メリーさんのひつじ≫はホルン五度を使って、美しい響き。
 
≪音つみき≫の特徴を使って、音であそぶ。
ハーモニーを楽しむ癒しの時間でした。

2016年6月14日火曜日

きちんと目を合わせて話す大切です。

レッスンの時、挨拶の前に一人一人の目を見て、今日の調子をチェック。
保育園の音楽教室でも 30人の目と合わせてから始めます。
ほんの一瞬でも、何か読み取れます。
 
先日、アレクサンダーのワークショップでも、
そのお話があり、良いことだと、再確認。
 
今日は、小太鼓の新しいパターンを教える時にも
特に意識してやってみました。
 
しっかり目を合わせてから、
『新しいことをするよ、 1回だけするからよく見ててね』
と言ってから、やってみせる。
 
(おつ! いつもより真剣に見てるぞ!)
『よく見てたね、じゃあみんなでやってみよう!』
(ビックリするくらい、ピッタリ)
(みんなも、とても満足そうな顔)
 
『すご~い、気持ちいいね』
『じゃあ、半分こでお客さんをやってみる?』
 
見ている方も見られている方も、真剣でステキな顔
思わず拍手も出て大成功!
 
たくさんは練習しなかったけど、
とても気持ちよく出来て、達成感満載。
 
かなり盛り上がって、
『じゃあ続きは来週ね』
『え~~~~~~っ!』
 
素通りかと思えるくらい、一瞬ずつなのに、
≪みてね≫と言う気持ちを込めて、
目を合わせることで、ビックリの成果。
 
レッスンに限らず、子育てでも一緒ですね。
 
これからももっと、目力を使います!

2016年6月13日月曜日

演奏会が終了いたしました。

シベリウスの交響曲第 7番がとっても難しい曲でした。
いくら CDを聞いても、スコアを読み込んでも
中々頭に留まることが無く、
弦楽器の人数が少ない中、悪戦苦闘。
頭は痛くなってくるし、寝付けなくなるし、
弾き過ぎで、手がしびれてくるし。
 
大好きなベートーヴェン。
エグモント序曲と交響曲第 3番『英雄』
楽しみにしていたけれど、こちらの練習に割く時間がなかなか取れず
どうなる事やら、ハラハラ・ヒヤヒヤ・ドキドキ・・・・・・
 
自分の力不足を思い知らされた感じ。
本番は、思うように弾けなかった悔しさは残りますが、
どの曲も最後の音が響くと、
会場から『ブラボー』の声が大きく聞こえてきました。
初めてのソロ (と言っても弦のトップ 4人ですが )に拍手を頂きました。
今回も何とか、この響きの中に身を置けたことにホッとしています。
 
途中で、何度か逃げ出したい思いがよぎりましたが、
《責任を果たさねば》の思いで何とか乗り切れました。
 
見放さず最後まで、団員を引き上げてまとめてくださった指揮者さん
愚痴をいっぱい聞いてくださった方、
いろんな準備やお手伝いくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
何とか練習時間を作るため、いろんな方に
『演奏会が済むまで待ってください』の連発。
待ってくださっていた方
ご協力ありがとうございました。
明日から、依頼されていた編曲など再開いたします。

2016年6月10日金曜日

がんこさんへ

《自分で考えて練習が出来る》ことは、とっても良いことです。
そんな人が大好きです。
 
でもね、あまり上手くいかない時に、
そのまま、頑固に自分のやり方を押し通すのはどうかな?
ちょっと、落ち着いて、先生のお話を聞いてくれるかな?
別のやり方を考えたり、やってみたりすると、上手くいくことが多いよ。
 
先生だって、できなくて涙が出てきたことも、
練習をしたく無くなったことも有りますよ。
そんな時、ちょっと離れてみたり
他の人の気持ちになって、考えてみたり
違うやり方を試してみたり
誰かに聞いてみたり
いろいろ試していると、出来るようになってきました。
 
習いに来てるのだから、
先生の方が、たくさん生きてきたし、
勉強してきたから知っていることが多いと思うよ。
 
だから『どうしたら良いの?』って聞けばいいよ。
いろんなヒントを出してあげられるし、
一緒に考えることもできますよ。
みんなが上手になってくれることが、
嬉しいし、喜んでいる顔が見たいから先生をしています。
ドンドン先生を使ってくださいね。
でも、練習をするのは自分ですよ。

2016年6月7日火曜日

楽譜って自然に鳴るように出来ているのですね

強弱記号に過剰に反応してしまう生徒さん。
ピアノとの距離感に置き換えてみました。
フォルテは近くに、ピアノは離れて、アクセントも少し前に出る感じ。
 
いい感じに強弱が付いていました。
その時口から出てきたのは
『楽譜って自然に鳴るように出来ているのですね』
ステキな気づきができて良かったです。
 
楽譜がどのように組み立てられているのかを知るだけでも
表現の幅が広がりますね。
フォルテだから大きく、では無くて、
どんなフォルテ? と考えられるようになって欲しいですね。

2016年6月4日土曜日

レッスンを始める時期

よく『 1年生になったので』と来られます。
お断りはしませんが、必ず次の事を伝えますし、
気持ちが落ち着くまでレッスン開始を待って頂くこともあります。
 
この時期は子供さんが新しい環境 (小学校 )に馴染むためにがんばっています。
《本当はしんどい》ということを解ってあげてください。
いきなり、ピアノやヴァイオリンの練習を毎日させようと思うのは無理があります。
だから、学校に慣れることが一番。
そのストレスを癒すための場所にしましょう。
ちょっとでも触れば、オッケー!
レッスンに通えれば、オッケー!
来てもらえれば、様子を見ながら少しずつ進めますよ!
遊んでいるように見えても、ちゃんと後で生きてくる動きの練習をしています。
 
大人でも、年度の切り替わる頃は落ち着いて集中できなくなるでしょう。
子どもさんならなおさらです。
先は長いです。
しっかり見守りながら、時期が来るのを待ちましょう!
 
今年の 1年生さん。
そろそろ始め時、です。
仲間になりませんか?

2016年6月2日木曜日

自分で考えて決める練習

指示待ちではなく、自分で考えて行動できる人になって欲しい。
その為に保育園でもしている練習の一つ。
鍵盤ハーモニカが仕上がってきたころから、やります。
 
『今から、歌グループとピアニカグループに分かれて合わせます。
2回練習するので、その前に一休さんタイムです。
歌からするか、ピアニカからするか決めてね。』
しばらく考える時間を取った後。
『では、先にピアニカをする人はそのまま座って、
歌う人はその場で立ってください』
 
一休さんタイムのお約束は、
だまって、自分で考えること。
他の人に、無理強いさせない。
先生にも出来るだけ黙っていてもらう。
不安な子や決められない子にも『どっちにする』と声掛けをして頂きます。
 
不思議とうまく半分に割れます。
アンバランスな時はしばらく待つと、
何となくつらされる子がいるので、切り上げるタイミングを見計り、
歌う子は前に並びます。
お互いが見えるようにして、
アンサンブル開始。
ピアニカを吹く子は半分くらいになるので、
みんな、真剣に取り組むし、
合わす楽しみを感じられます。
 
不安のある子にも目が行き届き、助け舟が出しやすくなります。
1 回目は、出来上がりイメージがつかみにくいため不安げな感じになる事をありますが、
交代してすると、仕上がりイメージが出来て、笑顔がいっぱい。
思いっきり大きな花丸を黒板に書いてその日は終了。
いろんな色のチョークを持って描く、虹色花丸は子供たちに大人気。
今日は普通の花丸。
来週は虹色花丸にチャレンジしようね。